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【ネタバレなし】家族の絆が銀河を救う、笑って泣ける最高の宇宙冒険『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』レビュー

※本画像はAIによるイメージ生成です。実際の映画作品や出演者とは関係ございません。

🎬 作品概要

タイトル: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(Guardians of the Galaxy Vol.2)
公開年: 2017年
監督: ジェームズ・ガン
キャスト:
・クリス・プラット / ピーター・クイル(スター・ロード)
・ゾーイ・サルダナ / ガモーラ
・デイヴ・バウティスタ / ドラックス
・ヴィン・ディーゼル / ベビー・グルート(声)
・ブラッドリー・クーパー / ロケット(声)
・カート・ラッセル / エゴ
・マイケル・ルーカー/ヨンドゥ
ジャンル: SF・アクション・コメディ
制作国: アメリカ
上映時間: 136分

本作は、前作のドタバタ感と音楽センスをそのままに、より“家族”をテーマに深掘りした作品です。にぎやかで個性がぶつかり合うチームが、互いに抱える痛みや秘密と向き合っていく姿が温かい余韻を残します。ジェームズ・ガン監督らしいユーモアとエモーションのバランスが光り、アクションと笑い、そして切なさが同時に楽しめるのが大きな魅力です。

🚀 あらすじ(ネタバレなし)

銀河を守る“ガーディアンズ”として活動を続けていたピーターたち。ある任務をきっかけに揉めごとを起こし、賞金首として追われる立場になってしまう。逃走の最中、ピーターの前に「自分の父」だと名乗る男・エゴが現れる。突然の再会に揺れるピーターと、彼を支える仲間たち。チームはそれぞれの過去と向き合いながら、自分たちが何者なのかを問い直すことになる。

🌌 見どころ・魅力ポイント

ベビー・グルートの破壊的かわいさ
 本作の序盤を飾るダンスシーンを始め、ベビー・グルートはどのシーンでも圧倒的な存在感を放っています。言葉は少ないものの、仕草や行動ひとつひとつが観客の心を掴み、笑いと癒やしを生み出す“感情の緩衝材”として最高に機能しています。

ロケットの孤独と成長が丁寧に描かれる
 皮肉屋で暴れん坊のロケットですが、その裏にある孤独や不安が本作では深く掘り下げられます。仲間に対する不器用な愛情や、自分を「壊れた存在」だと感じてしまう弱さがじんわりと伝わり、終盤にかけての感情変化はシリーズ中でも屈指の名描写です。

ヨンドゥの覚悟と胸を打つドラマ
 『リミックス』の最大の魅力は、ヨンドゥがついに“何者だったのか”が明確に描かれる点です。
 ピーターとの関係が「ただの拾い子とラヴェジャーの親分」ではなく、より深い家族的絆だったことが物語の核として浮かび上がり、彼の一挙手一投足に重みが生まれています。
 ヨンドゥが抱える後悔、ピーターへの想い、仲間への責任。その全てがひとつにつながる終盤のドラマは、多くのファンが涙した名シーンとして語り継がれています。

ヤカの矢アクションの圧倒的爽快感
 ヨンドゥの象徴ともいえる「ヤカの矢」。
 本作では、その操作描写が大きく進化し、スピード、光の軌跡、演出がこれ以上ないほどスタイリッシュに仕上がっています。音と光が組み合わさった一連のアクションはアメコミ映画の歴史の中でも屈指と言えるレベルで、“芸術的な戦闘シーン”として楽しめます。

80年代ミュージック×宇宙アクションの最高バランス
 ガーディアンズシリーズの代名詞である音楽演出は、今回も健在。
 懐かしさと温かさのある80年代ナンバーが、キャラクターの感情とシーンの雰囲気を強く後押しし、笑顔になる瞬間から胸を締めつける瞬間まで、感情の揺れを丁寧に支えてくれます。

家族のテーマがしっかり刺さる構成
 本作がただのアクション映画に終わらない最大の理由は、“血のつながりだけが家族ではない”というテーマがストーリー全体に流れていることです。
 ピーターとエゴ、ピーターとヨンドゥ、ガモーラとネビュラ、ロケットとガーディアンズ。複数の“家族の形”が並行して描かれており、観る側の人生経験によって響くポイントが変わるほど奥行きがあります。

色彩豊かな宇宙ビジュアルが圧巻
 惑星の描写や異星種族のデザインが細部まで作り込まれており、ただ見ているだけで楽しい世界観になっています。
 特にエゴの惑星のビジュアルは独創性が高く、SF映画の中でも印象に残る美しさです。

⭐ こんな人におすすめ

• 仲間や家族の物語に弱い人
• コメディ×アクション×感動をまとめて味わいたい人
• MCU作品が好きで、キャラクターの成長を追いたい人
• ベビー・グルートの可愛さに癒やされたい人
• 音楽と映像の組み合わせが好きな人
• ヨンドゥのキャラクターが好き、または前作から気になっていた人

🧭 総評

総合評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆(3.8 / 5.0)
ストーリー:★★★★☆
演技:★★★☆
キャラクター:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆

本作は、アクション大作でありながら“感情の物語”として強く心に残る作品です。特にピーターを中心とした家族のドラマは、コミカルな雰囲気の中で静かに胸を締めつけます。ギャグのテンポが良く、アクションはスピーディで迫力満点。エモーショナルな展開と美しい映像演出が見事に融合し、観終わったあとに「ガーディアンズが大好きだ」と再確認できる余韻があります。

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