🎬 作品概要
タイトル: ジョン・ウィック:コンセクエンス(John Wick: Chapter 4)
公開年: 2023年
監督: チャド・スタエルスキ
キャスト:
キアヌ・リーブス/ジョン・ウィック
ドニー・イェン/ケイン
ビル・スカルスガルド/グラモン侯爵
真田広之/シマヅ
ローレンス・フィッシュバーン/バワリー・キング
ジャンル: アクション、クライム
制作国: アメリカ
上映時間: 169分
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、復讐に生きる伝説の殺し屋ジョン・ウィックの物語を、シリーズ最大規模で描いた第4作です。本作では世界観がさらに拡張され、ニューヨーク、ベルリン、大阪、パリと舞台を移しながら、圧倒的なアクションと美術的演出が融合しています。チャド・スタエルスキ監督ならではの肉体的リアリティと、キアヌ・リーブスの寡黙な存在感が極限まで研ぎ澄まされた一本です。
🔫 あらすじ(ネタバレなし)
裏社会を支配する組織「主席連合」に追われる身となったジョン・ウィックは、自由を手に入れるため最後の戦いに身を投じる。世界各地に広がる刺客たち、そして立ちはだかる強大な権力。かつての友や新たな敵と交錯しながら、ジョンは自らの運命と向き合うことになる。
💥 見どころ・魅力ポイント
■ シリーズ最高峰のアクション演出
銃撃、格闘、剣戟がシームレスにつながる戦闘は、もはや芸術の域です。特に長回しを多用した戦闘シーンは、観る側に息つく暇を与えません。
■ 日本パートの存在感
大阪編では、真田広之演じるシマヅとドニー・イェン演じるケインが登場し、武士道的な美学と近接戦闘が強烈な印象を残します。和の空間を活かした殺陣は必見です。
■ ケインという新たな名キャラクター
盲目でありながら圧倒的な強さを誇るケインは、ジョン・ウィックとは異なる「信念」を持つ存在です。敵でありながら共感を誘う人物造形が、物語に深みを与えています。
■ 映像美と色彩設計
ネオン、雨、影を巧みに使った映像は、単なるアクション映画を超えたスタイリッシュさがあります。特にパリでのクライマックスはシリーズ屈指の美しさです。
■ 真上視点で描かれる“ゲーム的アクション”
本作で特に印象的なのが、カメラを真上から固定した俯瞰視点のアクションシーンです。ジョン・ウィックが建物内を移動しながら敵を次々と制圧していく様子は、まるで見下ろし型のアクションゲームをプレイしているかのような感覚を与えます。銃撃や爆発のタイミングが正確に配置され、空間構造が一目で把握できる演出は非常に斬新です。従来の横や斜めからの撮影とは異なり、観客は「動きを追う」のではなく「戦況を見渡す」体験を味わうことができます。シリーズの進化を強く実感させる名シーンと言えるでしょう。
🎯 こんな人におすすめ
• 骨太で容赦のないアクション映画が好きな人
• 世界観が作り込まれたシリーズ作品を楽しみたい人
• キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、真田広之のファン
• セリフよりも“動き”で語る映画に惹かれる人
🧭 総評
総合評価:⭐️⭐️⭐️☆(3.8 / 5.0)
ストーリー: ★★★☆☆
演技: ★★★☆☆
キャラクター: ★★★☆☆
映像・演出: ★★★★★
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、アクション映画としての完成度を極限まで高めた集大成的作品です。物語はシンプルながら、復讐、友情、誇りといったテーマが静かに胸に残ります。観終わったあとに訪れる余韻は、単なる爽快感ではなく、「代償」という言葉の重みです。アクション映画が好きな人はもちろん、一本の美学を貫いたシリーズの終着点として、多くの映画ファンに強くおすすめできます。
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