投資を始めてしばらくすると、
多くの人が一度は含み損を目にします。
評価額が下がり、数字が赤くなるだけで、
胸の奥がザワっとして不安になりますよね。
実は私自身も、投資を始めたばかりの頃は
証券口座を開くたびにHPが削られるような気持ちになっていました。
でも、ある視点を知ってから、
含み損に対する見え方は大きく変わりました。
この記事では、
「含み損は本当に“損”なのか?」という疑問について、
不安をほどきながら、順を追って整理していきます。
❓ 含み損とは何か?まずは整理しよう
含み損とは、
保有中の資産が購入価格より下がっている状態のことです。
まだ売却していないため、
損失は確定していません。

一方で、実際に売却してしまうと、
その時点で損失は確定損になります。
ここが、最も重要な違いです。
⚠️ なぜ含み損はこんなに怖く感じるのか
含み損が怖いのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
人は本能的に、
- お金を失うことに強い恐怖を感じる
- 「今の判断が間違っていたのでは」と自分を責める
- 未来の不確実性を過大評価してしまう
こうした心理を持っています。
さらに、評価額は
企業価値そのものではなく、市場の気分で上下します。
短期的な値動きは、
必ずしも「失敗」を意味しません。
🎬 映画の制作に例えると…
含み損は、映画でいえば
編集中のNGシーンや撮影途中のトラブルのようなものです。
撮影中に機材が壊れたり、
天候が悪くて撮影が止まったりすると、
「この映画、失敗かも……」と不安になりますよね。
でもそれは、あくまで制作過程の一部。
映画が完成して上映される(=利益確定)までは、
その出来事は「失敗」ではなく、
名作を作るためのエピソードにすぎません。

💡 含み損は「損」ではない理由
含み損が損ではない理由は、主に3つあります。
- 評価額は市場の雰囲気で動くだけ
- 長期チャートでは、含み損の期間は必ず存在する
- 積立投資では、含み損の時期こそ口数が増える
特に、ドルコスト平均法で積立をしている場合、
価格が下がっている時期は
将来のリターンを支える重要な期間でもあります。
この仕組みについては、ドルコスト平均法の記事で詳しく解説しています。
→ ドルコスト平均法とは?
🚨 含み損が「本当の損」になる瞬間
含み損が本当の損になるのは、
売却したときです。
例えば、
- 評価額が −20%の状態で売却
→ その瞬間に 20%の損失が確定
しかし、保有し続けていれば、
翌年にはプラスに戻ることも珍しくありません。
時間を味方につけられるかどうか。
ここが、投資の分かれ道です。
🛠 含み損に耐えるために必要なもの
含み損に耐えるために大切なのは、
気合や根性ではありません。
仕組みと距離感です。
具体的な行動例
- 証券アプリの通知をオフにする
- 評価額を見るのは月1回程度にする
- 積立設定を自動化して「触らない」
また、
生活防衛資金を確保しておくことも
最大のメンタル対策になります。
生活防衛資金については、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ 株と現金の比率はどう決める?
🌱 含み損は「経験値」になる
含み損を経験しないと、
自分のリスク許容度は絶対に分かりません。
どのくらい下がると不安になるのか。
どこまでなら耐えられるのか。
これは、実際に投資をしてみないと
得られない自分だけのデータです。
含み損は、
あなたが一段階レベルアップするための材料でもあります。
含み損を通じて、あなた自身の“投資の軸”が少しずつ見えてきます。

相場の下落時に不安を感じやすい方は、
こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
→ 暴落が怖いと感じたときに読む
🧭 まとめ
含み損は、
評価額が一時的に下がっている状態にすぎません。
それは失敗でも、才能不足でもなく、
投資の過程で誰もが通る道です。
含み損は、
投資を続ける人だけが経験できる
“成長のプロセス”。
不安を感じたときは、
それが「間違い」ではなく
「途中経過」であることを思い出してください。
この記事が、
あなたが投資を続けるための
小さな支えになれば嬉しいです。
