【ネタバレなし】時間を超えて“12モンキーズ”を追え！人類滅亡を阻止するSFサスペンス｜『12モンキーズ』レビュー

🎬 作品概要

タイトル：『12モンキーズ』
監督：テリー・ギリアム
公開年：1995年（日本公開：1996年）
出演：ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット、マデリーン・ストウ他
ジャンル：SF・サスペンス
配信サイト：U-NEXT（配信状況は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。）

未来の荒廃した世界から過去に送り込まれた囚人が、人類滅亡の原因とされる謎の組織「12モンキーズ」を追うタイムトラベルSFサスペンス。監督テリー・ギリアムならではの退廃的で幻想的な映像世界が特徴で、物語の緊張感をさらに高めています。複雑な時間軸を巧みに描きながら、人間の心理や運命の不可解さに迫る点も見どころです。

📝 あらすじ（ネタバレなし）

2035年、人類の大半が謎のウイルスで滅亡した未来。生存者は地下で暮らし、世界は荒廃している。
囚人ジェームズ・コール（ブルース・ウィリス）は、未来を救うため過去に送り込まれ、1990年代でウイルス発生の原因と謎の組織「12モンキーズ」の正体を探る。
精神病院で出会うジェフリー・ゴインズ（ブラッド・ピット）は、狂気を帯びた言動で一見すると危険人物に見えるが、物語の真相に深く関わっている可能性を示唆する。
ジェームズは過去と未来を行き来しながら、人類の命運をかけた困難なミッションに挑むことになる――。

🔥 見どころ・魅力ポイント

時間移動の錯綜するストーリーとサスペンス要素で最後まで目が離せない
ブルース・ウィリスの孤独なヒーロー像と、ブラッド・ピットの精神患者役の怪演が物語に深みを与える
ラストに衝撃のどんでん返しがあり、観る者の予想を覆す
人類滅亡の原因が謎に包まれており、観る者の好奇心を強く惹きつける
監督テリー・ギリアムならではの幻想的で退廃的な映像美

👍 こんな人におすすめ

タイムトラベルものが好きな人
SF・サスペンス映画が好きな人
謎めいた人類滅亡の原因を知りたい人
ブラッド・ピットの若き怪演を見たい人
テリー・ギリアム作品（『未来世紀ブラジル』など）が好きな人

⭐ 総評

総合評価：⭐️⭐️⭐️⭐️☆（3.6/5.0）
ストーリー：★★★★☆
演技：★★★★★
キャラクター：★★★☆☆
映像・演出：★★★☆☆

『12モンキーズ』は、タイムトラベルと人類滅亡という重厚なテーマを、サスペンスフルかつ哲学的に描いた傑作SF映画です。
ブルース・ウィリスの哀愁を帯びた演技と、若き日のブラッド・ピットの怪演が物語に深みを与え、時間と記憶、そして運命の不可逆性について観る者に強烈な問いを突きつけます。

予想外の展開が次々と起こるため、最後まで息をのむ緊張感が続き、観終わった後には「未来は変えられるのか？」「運命は避けられるのか？」という問いが心に残ります。
もしあなたが未来を救うために過去へ行けたとしたら、どこまで行動できるでしょうか？
SFサスペンス好き、タイムトラベルもの好きには必見の一本です。