新NISAを始めてみたいけれど、証券会社や商品が多くて、何から決めればいいのか分からない。

「口座開設で止まってしまう」「何を買えばいいか迷う」「始めた直後に下がったら怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。

新NISAは、最初から制度を完璧に理解したり、年間投資枠をすべて使ったりしなくても始められます。大切なのは、生活に無理のない金額を決め、長く続けやすい形を作ることです。

※この記事には広告・プロモーションが含まれます。投資には元本割れのリスクがあります。制度やサービスの内容は変更される場合があるため、申込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
最初に結論

新NISAは、次の4ステップで始めれば大丈夫です。

STEP 1 無理なく続けられる積立額を決める
STEP 2 証券会社を選び、NISA口座を申し込む
STEP 3 つみたて投資枠で商品を選ぶ
STEP 4 積立設定をして、最初の買付を確認する

この記事では、口座開設に必要なものから商品選び、積立設定後の確認まで、初心者が迷いやすいポイントを順番に整理します。

新NISAは「投資商品」ではなく、利益が非課税になる制度

新NISAは、株式や投資信託そのものの名前ではありません。NISA口座の中で対象商品を購入すると、売却益や配当・分配金が非課税になる制度です。

※上場株式の配当をNISAで非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
主な対象商品 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託 上場株式・投資信託など
非課税保有期間 無期限
非課税保有限度額 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

2つの枠は併用できますが、初心者が最初から両方を使いこなす必要はありません。まずは、対象商品が絞られているつみたて投資枠から始めると考えやすくなります。

制度の基本から確認したい方へ 新NISAとは?仕組み・メリット・注意点を初心者向けに解説

新NISAを始める前に準備しておくもの

証券会社によって手続きは異なりますが、口座開設では、主に次のものを準備します。

  • メールを受け取れるスマートフォンまたはパソコン
  • 本人名義の銀行口座
  • マイナンバー確認書類
  • 運転免許証などの本人確認書類
  • 毎月いくらなら生活に無理なく積み立てられるかという目安
書類の組み合わせは証券会社によって異なります マイナンバーカードだけで進められる場合や、通知カードと本人確認書類を組み合わせる場合などがあります。氏名・住所が最新の情報になっているかも確認しておきましょう。

新NISAの始め方は4ステップ

STEP 1積立額を
決める
STEP 2NISA口座を
申し込む
STEP 3商品を
選ぶ
STEP 4積立設定を
確認する

ステップ1|無理なく続けられる積立額を決める

最初に決めたいのは、「どの商品が一番増えそうか」ではなく、毎月いくらなら相場が下がっても続けられるかです。

新NISAには大きな投資枠がありますが、満額を使わなければ損をする制度ではありません。生活費や近いうちに使う予定のお金まで投資に回すと、相場が下がったときに売らざるを得なくなる可能性があります。

積立額を決める順番

  1. 毎月の生活費と固定費を確認する
  2. 急な出費に備える生活防衛資金を分ける
  3. 旅行・車検・引っ越しなど、数年以内に使うお金を除く
  4. 残った余裕資金の中から、相場が下がっても続けられる金額を決める
迷う場合は、小さく始めても大丈夫 月1,000円や月5,000円など、値動きに慣れられる金額から始め、家計と気持ちに余裕があると確認できてから増額する方法もあります。最初の金額より、無理なく継続できることの方が大切です。
数字を入力して確認できます 新NISA積立シミュレーター|毎月いくらで何年後にいくら?
管理人の積立例 2026年7月時点、私はオルカンとS&P500へ毎月15万円ずつ、合計30万円を積み立てています。31か月目では、元本930万円に対して評価額は約1,284万円でした。ただし、これは私の収入・貯蓄・生活費に合わせた金額です。初心者が同じ金額を投資する必要はありませんし、将来も同じように増えるとは限りません。
実際の値動きと積立経過 新NISA31か月目|オルカン&S&P500へ積み立てた結果

ステップ2|証券会社を選び、NISA口座を申し込む

新NISAを利用するには、銀行や証券会社などでNISA口座を開設します。NISA口座は、同じ年に複数の金融機関で同時に利用することはできません。

ただし、最初から「絶対に失敗しない証券会社」を探し続ける必要はありません。金融機関は所定の手続きをすれば年単位で変更できます。ただし、その年にすでにNISA口座で買付している場合、その年分の金融機関は変更できません。

証券会社を選ぶときに見るポイント

確認する項目 見る理由
取り扱う投資信託 自分が積み立てたい商品が対象になっているか確認するため
取引手数料・最低積立額・積立方法 NISA口座の手数料や、少額積立・引落方法を確認するため
クレカ積立・ポイント 普段使うカードやポイントとの相性を確認するため
アプリ・積立設定 毎月無理なく管理を続けられるか確認するため
サポート 手続きで迷ったときに質問できるか確認するため

dカードやdポイントを普段から使っている方には、マネックス証券も候補になります。投資信託のクレカ積立やポイント活用に対応しているほか、米国株や分析ツールも用意されています。

一方で、楽天ポイントやVポイントなど別のサービスを中心に使っている方は、その経済圏と相性の良い証券会社も含めて比べた方が自然です。ポイントだけで決めず、商品・使いやすさ・サポートまで見て選びましょう。

口座を作っただけでは、投資は始まりません 証券総合取引口座とNISA口座を開設しても、自動的に商品が購入されることはありません。商品と積立額を決め、実際に積立設定をしてから買付が始まります。口座だけ準備し、その後ゆっくり考えることもできます。

ステップ3|つみたて投資枠で商品を選ぶ

証券口座を作ったら、次は積み立てる商品を選びます。初心者の場合は、まずつみたて投資枠の対象となっている投資信託から考えると、選択肢を整理しやすくなります。

投資信託を選ぶときの基本

  • どの国・地域・資産に投資する商品なのか
  • 多くの企業へ分散されているか
  • 信託報酬が高すぎないか
  • 値下がりする可能性を理解できているか
  • 相場が下がっても長く持ち続けられそうか

初心者の候補としてよく比較されるのが、全世界の株式へ分散するオルカンと、米国の代表的な企業へ投資するS&P500です。

どちらも長期投資の候補になりますが、値下がりしない商品ではありません。また、人気ランキングの上位だからという理由だけで選ぶのではなく、投資先の違いを理解して、自分が納得して持てる方を選ぶことが大切です。

「一番増えそうな商品」を当てる必要はありません 将来どの国や企業が最も上がるかは、事前には分かりません。長期投資では、予想を当てることより、低コストで分散された商品を、無理のない金額で持ち続けられるかが重要です。

ステップ4|積立設定をして、最初の買付を確認する

商品を決めたら、毎月の積立設定を行います。自動積立にしておくと、「今月は上がりそうだから買う」「下がりそうだからやめる」と毎回判断する必要がなくなります。

積立設定で確認したい項目

  • 買付口座が「NISA・つみたて投資枠」になっているか
  • 毎月の積立額に入力間違いがないか
  • 積立日と初回買付予定日
  • 銀行引落し・証券口座・クレジットカードなどの支払方法
  • ポイント利用の設定
  • 目論見書と商品のリスクを確認したか

設定後は、最初の買付が完了したかを一度確認しましょう。クレジットカードの登録期限や積立申込日によっては、初回買付が翌月以降になる場合があります。

成長投資枠は、慣れてから考えても大丈夫

新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。名前だけを見ると、両方を最初から使わなければいけないように感じるかもしれません。

しかし、最初はつみたて投資枠だけでも問題ありません。つみたて投資枠だけで、非課税保有限度額1,800万円を使うこともできます。

まずは積立投資に慣れ、その後で個別株やETFなどに興味が出たときに、成長投資枠の使い方を考えれば十分です。

2つの枠の違いを整理 成長投資枠とつみたて投資枠はどう使い分ける?

新NISAを始めたあとに気をつけたいこと

積立設定が終わると、すぐに毎日の値動きが気になるかもしれません。しかし、長期投資は、短期間の上げ下げだけで結果が決まるものではありません。

  • 生活が苦しくなるほど積立額を増やさない
  • 短期間の値下がりだけで慌てて売らない
  • SNSの人気商品へ次々に乗り換えない
  • ポイントやキャンペーンだけで商品を決めない
  • 投資先とリスクを理解できない商品を無理に買わない

相場が下がったときに不安になりそうな方は、事前に「何%下がると資産がいくら減るか」を確認しておくと、値下がりを現実的な数字として捉えやすくなります。

新NISAの始め方に関するよくある質問

新NISAはいくらから始められますか?
最低積立額は金融機関や支払方法によって異なります。マネックス証券の投信つみたては原則100円以上1円単位です。なお、dカードなどのクレカ積立は原則月1,000円以上1円単位です。最初から大きな金額にせず、生活に影響しない範囲で始めて大丈夫です。
年間投資枠をすべて使わないと損ですか?
いいえ。年間投資枠は投資できる上限であり、使うべき目標額ではありません。生活防衛資金や近いうちに使うお金を優先し、無理のない範囲で利用しましょう。
積立額はあとから変更・停止できますか?
多くの金融機関では、積立額の変更や停止ができます。締切日や反映時期は金融機関・支払方法によって異なるため、利用するサービスの画面で確認してください。
NISA口座は複数の証券会社で作れますか?
同じ年にNISA口座を利用できる金融機関は1つです。つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で使うこともできません。金融機関は所定の手続きにより年単位で変更できますが、その年にすでにNISA口座で買付している場合、その年分の金融機関は変更できません。
NISAで買った商品は途中で売れますか?
売却できます。売却した商品の取得金額分は、翌年以降に非課税保有限度額として再利用できます。ただし、その年の年間投資枠が売却直後に増えるわけではありません。
NISAなら損をしませんか?
NISAは利益を非課税にする制度であり、元本を保証する制度ではありません。商品価格が下がれば損失が出ます。また、NISA口座の損失は、課税口座の利益との損益通算や繰越控除ができません。

まとめ|新NISAは、小さく始めて続ける形を作ろう

新NISAを始める流れは、次の4ステップです。

  1. 無理なく続けられる積立額を決める
  2. 証券会社を選び、NISA口座を申し込む
  3. つみたて投資枠で商品を選ぶ
  4. 積立設定をして、最初の買付を確認する

最初から完璧な金額・証券会社・商品を選ぶ必要はありません。大切なのは、生活に必要なお金を守りながら、自分が納得できる商品を、無理のない金額で続けることです。

今日すべてを決められなくても大丈夫です。まずは積立額をシミュレーションする、証券会社を1社調べる、必要書類を準備するなど、1つだけ前へ進めてみましょう。

次にやることを1つ選ぶ

まだ金額が決まっていない方はシミュレーターへ。マネックス証券を候補にしている方は、口座開設の流れを確認できます。

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まずは証券口座の準備から
資産形成をコツコツ続けるなら、投資信託や株を購入できる証券口座を用意しておくと便利です。
最初から大きな金額を投資する必要はなく、まずは少額から始められる環境を整えておくことが大切です。
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