【ネタバレなし】英国紳士スパイ再び！映画『キングスマン：ゴールデン・サークル』レビュー

※本画像はAIによるイメージ生成です。実際の映画作品や出演者とは関係ございません。

🎬 作品概要

タイトル：キングスマン：ゴールデン・サークル（Kingsman: The Golden Circle）
公開年：2017年
監督：マシュー・ヴォーン
主演：タロン・エガートン
ジャンル：アクション／スパイ／コメディ
制作国：イギリス・アメリカ
上映時間：141分

前作『キングスマン』の続編として製作された本作は、英国紳士スパイたちのスタイリッシュでユーモラスな活躍を描くアクション映画です。監督のマシュー・ヴォーンは、前作に続き独特のテンポ感とカメラワークで観る者を惹きつけ、激しいバトルと軽妙なユーモアを見事に融合させています。主演のタロン・エガートンは再び主人公エグジーを熱演し、若きスパイとしての成長と葛藤を見せます。加えて、ジュリアン・ムーアやコリン・ファース、ハル・ベリーといった豪華キャストが物語に深みを与えています。

🕵️ あらすじ（ネタバレなし）

前作で見事に世界を救ったスパイ組織「キングスマン」。しかし、突如として彼らの本部が謎の組織「ゴールデン・サークル」によって壊滅させられる。生き残ったエグジーとメカ担当のマーリンは、同盟国アメリカにある秘密組織「ステイツマン」と手を組み、敵の正体を追うことに。
世界を脅かす新たな陰謀、そしてかつての仲間との再会——。再び“英国紳士スパイ”としての誇りと覚悟が試される。

💥 見どころ・魅力ポイント

■ 派手でキレのあるアクションシーン
本作の最大の魅力は、マシュー・ヴォーン監督特有の“カメラが躍る”アクションです。特にオープニングのカーチェイスからラストバトルに至るまで、テンポの良い編集とユーモラスな演出が続き、まるでスタイリッシュなミュージックビデオのような没入感があります。

■ イギリスとアメリカのスパイ対比が面白い
英国のエレガントな「キングスマン」と、カウボーイスタイルのアメリカ「ステイツマン」という対比が物語を一層ユニークにしています。文化や戦闘スタイルの違いがコミカルに描かれており、スパイ映画ながらも軽妙な笑いが絶えません。

■ コリン・ファースの再登場
前作で死亡したと思われたハリー（コリン・ファース）の再登場は、多くのファンにとって最大のサプライズです。彼の紳士的な立ち居振る舞いと冷静沈着な戦闘スタイルは、本シリーズに欠かせない魅力の一つです。

■ 社会風刺を交えたストーリー
表面的にはアクション・コメディですが、薬物問題やメディアの影響など、現代社会のテーマを風刺的に取り上げています。その点も、単なる娯楽作にとどまらない深みを生んでいます。

👥 こんな人におすすめ

• スタイリッシュなアクション映画を楽しみたい方
• 英国スパイ映画にユーモアを求める方
• タロン・エガートンやコリン・ファースのファン
• 派手な演出や独特の世界観を好む方
• シリアスすぎない軽快なスパイ作品を観たい方

🧭 総評

総合評価：⭐️⭐️⭐️☆☆（3.0 / 5.0）
ストーリー：★★☆☆☆
演技：★★★☆☆
キャラクター：★★★☆☆
映像・演出：★★★★☆

『キングスマン：ゴールデン・サークル』は、前作の驚きや斬新さこそやや薄れたものの、依然としてスタイリッシュなスパイアクションの魅力に満ちた作品です。テンポの良いアクションと個性的なキャラクターたちの掛け合いは健在で、派手な映像表現やユーモアを楽しみたい人には十分に満足できる内容でしょう。
一方で、ストーリー展開にはやや詰め込み感があり、前作のスマートさに比べると少し散漫な印象もあります。それでも、英国紳士スパイたちの“粋”と“遊び心”が凝縮された本作は、気軽に楽しめるエンターテインメント作品としておすすめできます。

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