戦争・軍事アクション

【ネタバレなし】深海で「世界を救え」。映画『ハンターキラー 潜航せよ』レビュー

🎬 作品概要

  • タイトル: ハンターキラー 潜航せよ(Hunter Killer)
  • 公開年: 2018年
  • 監督: ドノヴァン・マーシュ
  • 主演: ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン
  • ジャンル: ミリタリー/サスペンス/アクション
  • 制作国: アメリカ
  • 上映時間:122分

緊張と静寂が支配する“海の戦場”で、誰を信じ、何を守るのか。
映画『ハンターキラー 潜航せよ』は、潜水艦という極限の密室で展開する緻密な軍事スリラーです。
戦争映画でありながら、撃ち合いや爆発よりも「判断」と「信頼」を描いた、知的で骨太な作品に仕上がっています。

⚓ あらすじ(ネタバレなし)

ロシア近海で一隻の米潜水艦が消息を絶つ。原因を探るため、経験豊富な潜水艦長ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が指揮する潜水艦「ハンターキラー」が極秘任務に就く。
同時に、ロシア内部ではクーデターが発生。アメリカとロシアの全面戦争を防ぐため、グラスたちは“敵国の提督救出”という前代未聞の任務に挑む。
静かな海の底で、国家の運命を懸けた駆け引きが始まる——。

🎯 見どころ

■ 緊張感あふれる潜水艦アクション

音を立てれば終わり。敵に見つかれば即撃沈。
「水中のチェス」とも言える潜水艦戦の描写が圧倒的。CGではなく実際の艦内セットで撮影されており、密閉空間での息づかいまでリアルに伝わります。

■ 指揮官ジョー・グラスの“決断”

バトラー演じる艦長が魅力的。ルールよりも「人命」と「使命」を優先する姿勢は、まさにリーダーの鑑。冷静な判断力と人間味のバランスが見事です。

■ 米露の“協力”という異色の構図

敵国だったロシアの艦員と手を組み、世界を救うというストーリーが新鮮。単なる戦争映画に留まらず、政治と人間ドラマを絡めた“知的サスペンス”に仕上がっています。

👥 こんな人におすすめ

  • 緊張感のあるサスペンスが好きな人
  • 戦闘より“心理戦”を楽しみたい人
  • 潜水艦や軍事系のリアル描写に興味がある人
  • ジェラルド・バトラーの硬派な演技が好きな人
  • 『U・ボート』『クリムゾン・タイド』のような潜水艦映画が好きな人

🧭 総評

総合評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ (4.0 / 5.0)

  • ストーリー:★★★★☆
  • 演技:★★★★☆
  • キャラクター:★★★★☆
  • 映像・演出:★★★★☆

『ハンターキラー 潜航せよ』は、戦争映画の派手さよりも“静かな緊迫感”を楽しむ一本。
音も光も限られた海中で、人間の信頼と決断が試される。潜水艦映画の醍醐味を凝縮した、知的で熱い作品です。

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