個別株で消耗した私が、インデックス投資にすべてを託した理由― 感情に振り回されない投資へ ―
この記事は、個別株で感情に振り回されて消耗した私が、インデックス投資に切り替えた理由と、その結果得られた安心感についてまとめたものです。
正直に言うと、私は“投資が向いていない人間”だと思っていました。
投資に向き不向きは本当にあるのかについては、
「投資に才能は必要?センスがなくても資産が増えた理由」でも書いています。
🎯個別株は夢がある。でも、私は消耗した
個別株には夢があります。
1社の成長に賭ける。
将来有望な企業を見つける。
株価が大きく跳ねれば、資産も一気に増える。
実際、ある銘柄では株価が2倍近くになったこともありました。
そのときは「これが投資の醍醐味か」と感じました。
ですが、その“夢”の裏側には、強い感情の揺さぶりがありました。
⚖️買うよりも、売るほうが難しい
「買いは技術、売りは芸術」と言われます。
本当にその通りでした。
- もう少し上がるかもしれない
- まだ伸びるかもしれない
- 今売ったら後悔するかもしれない
株価が上がるほど、欲が出て売れない。
逆に下がれば、
「いつか戻るかもしれない」と期待してしまい、損切りできない。
うまい人は、
・10%上がったら利益確定
・5%下がったら損切り
といったルールを淡々と実行できるそうです。
でも私は、欲や恐怖に振り回され、
そのルールを守ることができませんでした。
📉ストップ高の翌日にストップ安
忘れられない経験があります。
ストップ高をつけた翌日に、ストップ安。
一日で天国から地獄へ。
あのとき、心が一気に削られました。
投資ってこんなにメンタルを消耗するものなのか、と。
個別株は、
- 業績
- 材料
- 需給
- 思惑
あらゆる要素で激しく動きます。
値動きが気になり、仕事が手につかない日もありました。
株価アプリを何度も開く。
チャートを見続ける。
含み益や含み損に一喜一憂する。
私は、投資をしているはずなのに、
いつの間にか投資に支配されていました。
暴落時のメンタルとの向き合い方については、
「暴落が怖いと感じたときに読む|投資を続けるために」も参考にしてみてください。
また、含み損を見るたびに不安になる方は、
「含み損は“損”なのか?」も読んでみてください。
🌍インデックス投資という「仕組み」
そんな私が出会ったのが、インデックス投資でした。
オルカン(全世界株式)や
S&P 500 に連動する商品。
例えば
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
といった投資信託です。
これらは、市場全体に広く分散投資をする仕組みです。
特定の企業の当たり外れに賭けるのではなく、
「世界経済そのものの成長」に投資する。
そして最大の特徴は、
・月1回の積立でOK
・自動積立設定が可能
・日々の値動きは個別株ほど激しくない
・売るのは数十年後でもいい
という“完成された仕組み”があることでした。
そもそもインデックス投資とは何か?という方は
「インデックス投資とは?」から読むと全体像がつかめます。
🔄判断回数がほぼ不要という圧倒的な強み
インデックス投資では、
「何を買うか」
「いつ売るか」
「持ち続けるべきか」
といった判断が、ほぼ不要です。
一度方針を決めれば、
あとは積み立てを継続するだけ。
感情が入り込む余地が少ない。
私に足りなかったのは知識ではなく、“仕組み”だったのかもしれません。
これは、感情に振り回されやすい私にとって、
決定的な違いでした。
投資の成果は、知識よりも、
「続けられる仕組み」に左右される。
私はそう感じています。
📈年利6〜7%は、決して小さくない
オルカン(全世界株式)やS&P500に連動するインデックス投資は、
長期的には年率6〜7%前後のリターンが期待されてきました。
もちろん将来を保証するものではありません。
それでも、
世界経済全体の成長に乗るという戦略は合理的です。
6〜7%は派手ではありません。
ですが、複利で積み上がれば、
時間とともに大きな差になります。
複利の仕組みについては
「複利とは?知らないと損するお金の増え方」で具体例を紹介しています。
実際にどれくらい増えるのかイメージしづらい方は、
「資産運用シミュレーション記事」も参考になります。
💰「まとまった資金を任せられる」という安心感
そして私が最も大きな違いを感じたのは、ここでした。
個別株では、
1社に資産の大半を投じることは怖い。
どれだけ分析しても、
業績悪化や不祥事のリスクは消せません。
だから、投資できる金額はどうしても抑え気味になります。
一方、インデックス投資は市場全体への分散投資。
1社の失敗で資産が大きく毀損する可能性は低い。
だからこそ、
資産のより高い割合を、安心して投資に回せる。
これは、想像以上に大きな強みでした。
投資で重要なのは、
「どれだけ増えるか」だけではなく、
「どれだけ安心して預けられるか」。
その両方が揃って、
資産形成は加速すると感じています。

とはいえ、すべてを投資に回すのは危険です。
生活防衛資金については
「株と現金の比率はどう決める?」で詳しく書いています。
⚾私はホームランではなく、打席に立ち続ける投資を選んだ
個別株は、ホームランを狙える投資です。
当たれば大きい。
でも、外せば痛い。
インデックス投資は違います。
一発逆転はありません。
爆発的な上昇も少ない。
でも、打席に立ち続けられる。
私は、
「一度の大当たり」よりも
「長く続けられる仕組み」
を選びました。
ホームランを狙う投資ではなく、
コツコツとヒットを積み重ねる投資。
それが、私には合っていました。

私は投資で勝ちたいのではなく、投資を続けたかった。
積立投資は退屈なくらいがちょうどいい。
価格を毎日追いかけなくてもいい仕組みだからこそ、長く続けられます。
その理由は、
「積立投資は“退屈”だからこそ勝ちやすい」で詳しく書いています。
また、理論だけでなく、
私自身の運用実績については
「新NISA26か月目の運用結果」で公開しています。
まとめ:あなたは、どんな投資なら続けられますか?
個別株が悪いわけではありません。
向いている人もいます。
感情をコントロールできる人。
ルールを徹底できる人。
値動きに動じない人。
私は、そうではありませんでした。
だから、仕組みに任せることにしました。
投資は、才能ではなく、継続のゲームです。
あなたは、どんな投資なら“続けられる”と思いますか?
個別株で消耗しているなら、一度「仕組み」に任せる投資を考えてみるのも、ひとつの選択肢です。
無理に変わる必要はありません。
でも、選択肢を知ることは、きっとあなたの武器になります。
その答えが、
あなたにとっての正解なのだと思います。




