NISA貧乏とは?投資しているのにお金が苦しくなる理由と防ぐ方法|無理のない投資額の目安
新NISAが始まり、「投資を始めてみよう」と考える人が増えています。
税金がかからない制度ということもあり、資産形成の第一歩として注目されています。
しかし最近、SNSなどで見かける言葉に「NISA貧乏」というものがあります。
投資は将来のお金を増やすためのもののはずなのに、なぜ「貧乏」という言葉がついているのでしょうか。実は、新NISAをきっかけにこの言葉を耳にする人も増えています。
この記事では、NISA貧乏の意味や原因、無理のない投資の考え方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
NISAって将来のために投資する制度だよね?
それなのに“NISA貧乏”ってどういうこと?
いい質問ですね。
投資は本来お金を増やすためのものですが、
投資を頑張りすぎて生活が苦しくなってしまうケースもあるんです。
えっ…投資してるのに貧乏になるの?
実は新NISAが始まってから、
こうした悩みを感じる人も増えているんです。
この記事で分かること
・NISA貧乏とは何か
・なぜNISA貧乏が起きるのか
・NISA貧乏になりやすい人の特徴
・適切な投資額の考え方
・NISA貧乏を防ぐためのステップ
投資を始めたばかりの方は、まずこちらの記事も参考にしてください。
NISA貧乏とは
NISA貧乏とは、投資にお金を回しすぎて生活が苦しくなってしまう状態を指す言葉です。
例えば次のような状態です。
・給料のほとんどを投資に回している
・手元の貯金がほとんどない
・急な出費に対応できない
・相場が下がると生活が不安になる
このような状態になると、投資をしているにもかかわらず生活に余裕がなくなってしまいます。
さらに問題なのは、この状態になると相場が下がったときに途中で売却してしまい、長期投資のメリットを失う可能性があることです。
本来、投資は余裕資金で行うものです。
生活費まで削って投資してしまうと、精神的にも経済的にも苦しくなってしまいます。
これが「NISA貧乏」と呼ばれる状態です。

そもそもNISAの仕組みについて知りたい方は、
こちらの記事で詳しく解説しています。
なぜNISA貧乏が起きるのか
NISA貧乏が起きる理由の多くは、投資を頑張りすぎてしまうことです。
新NISAは税金がかからない制度のため、
・できるだけ多く投資したほうがいい
・投資枠を使い切らないともったいない
と感じる人も少なくありません。
また、SNSでは
・毎月○万円積み立てています
・資産○千万円達成しました
といった投稿を見ることもあります。
こうした情報を見ると、
「自分ももっと投資しなければ」
と感じてしまうことがあります。
さらに、人は「損を避けたい」という心理(損失回避バイアス)を持っています。
そのため、NISAの投資枠を使わないと「損をしている気がする」と感じやすく、結果として無理な投資をしてしまうことがあります。
これは「損失回避バイアス」と呼ばれる心理の影響とも言われています。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
NISA貧乏になりやすい人の特徴
投資額を増やしすぎてしまう
投資を始めると、「もっと増やしたい」と思うことがあります。
しかし、無理に投資額を増やしてしまうと生活が苦しくなる可能性があります。
特に新NISAは投資枠が大きいため、
「できるだけ埋めたい」
と考える人も多いです。
しかし、投資枠をすべて使う必要はありません。
大切なのは、自分の生活に合った金額で投資することです。
現金をほとんど残していない
投資を優先しすぎると、手元の現金が少なくなってしまうことがあります。
しかし生活には、予想外の出費がつきものです。
・家電の故障
・病気やケガ
・引っ越し
・冠婚葬祭
このようなとき、現金がないと困ってしまいます。
そのため、投資だけでなく手元資金も大切です。
相場が下がると不安になってしまう
投資を始めたばかりの頃は、値動きが気になりやすいものです。
もし生活費まで投資してしまっていると、
「お金が必要なのに、今売ったら損になる」
という不安が強くなります。
無理のない投資額にすることで、こうした不安を減らすことができます。
投資額はどれくらいが適切?
基本は余剰資金で投資することです。
ひとつの目安としては、
手取りの10〜20%程度
から始める人が多いと言われています。
例えば手取り25万円なら、
・約2.5万円
・約5万円
程度がひとつの目安になります。
もちろん人によって収入や生活費は違うため、必ずこの範囲にする必要はありません。
大切なのは、無理なく続けられる金額にすることです。
投資は短期ではなく、長く続けることで効果が出やすいからです。
でもさ、投資は多い方がいいんじゃないの?
確かに投資額が多いほど、将来の資産は増えやすくなります。
じゃあNISA枠はたくさん使ったほうがいいの?
必ずしもそうとは限りません。
大切なのは、無理なく続けられる投資額なんです。

積立投資の金額については、
こちらの記事でも詳しく解説しています。
NISA貧乏にならないための「お金の順番」
投資を始めるときは、お金の順番を意識すると安心です。
① 借金の返済(特に高金利)
② 生活防衛資金を作る
③ 余剰資金で投資する
この順番にすることで、生活の安定を確保しながら投資を続けやすくなります。
カードローンやリボ払いなどの金利は10〜15%以上になることもあります。
一方、株式投資の長期リターンは年5〜7%程度と言われています。
そのため、高金利の借金がある場合は先に返済した方が安心です。

生活防衛資金を用意しておく
投資を始める前に、生活防衛資金を用意しておくと安心です。
生活防衛資金とは、病気や失業などに備えるためのお金です。
一般的には
生活費の3〜6か月分
が目安と言われています。
この資金があると、相場が下がったときでも慌てて投資をやめる必要がありません。
生活防衛資金については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
NISA貧乏チェックリスト
「自分は大丈夫だろうか」と感じた方は、次のチェックリストで確認してみてください。
・貯金がほとんどないのに投資を始めている
・急な出費があると生活費が足りなくなる
・給料の大半を投資に回している
・投資しないともったいないと感じている
・相場が下がると強い不安を感じる
・投資のために生活費を削っている
・NISAの投資枠を埋めないと損だと感じている
もし3つ以上当てはまる場合は、投資額が少し多い可能性があります。
その場合は
・投資額を少し減らす
・生活防衛資金を優先する
などの調整をすることで改善できます。
NISA貧乏は本当に悪いことなのか?
ここまで読むと、
「投資にお金を回すこと自体は悪いことではないのでは?」
と感じる方もいるかもしれません。
実際、将来の資産形成のために投資をすることはとても大切です。
問題になるのは、生活を圧迫するほど投資してしまう場合です。
投資は長期で続けることが重要です。
生活が苦しくなるほど無理をしてしまうと、途中で続けられなくなる可能性があります。
大切なのは、
無理のない範囲で長く続けること
です。
将来のための投資だけじゃなくて、
今の生活も大事にするってことだね。
その通りです。
無理のない投資を続けることが、長期投資のコツなんです。
投資の不安については、
こちらの記事も参考になると思います。
まとめ
NISA貧乏とは、投資にお金を回しすぎて生活が苦しくなってしまう状態のことです。
新NISAはとても良い制度ですが、無理をして投資をすると生活に余裕がなくなる可能性があります。
投資を続けるためには
・借金を優先的に返済する
・生活防衛資金を確保する
・無理のない投資額にする
といった考え方が大切です。
将来の安心と同じくらい、今の生活の安心も大切にしていきましょう。



さらに切り抜き.png)

切り抜き.png)

