投資に影響する心理学7選|不安・迷い・失敗の多くは「心」が原因です
投資は、お金の知識だけで決まるものではありません。
むしろ――
投資結果に大きく影響するのは人の心理だと感じています。
心理を知ることで、不安が消えるわけではありません。
しかし、不安の正体が分かるだけでも、投資は驚くほど続けやすくなります。
投資って、値動きより気持ちが揺れることのほうが多いような気がするよ。
投資は、数字の変化よりも、自分の心の動きとどう向き合うかが大切だと感じています。
① 損失回避バイアス
損失の痛みを強く感じる心理
人は利益よりも損失を強く感じます。
例えば、
・含み益が1万円増えても嬉しさは小さい
・含み損が1万円出ると強いストレスを感じる
その結果、
・含み損を見るのが怖くなる
・暴落時に積立を止めてしまう
・「これ以上減る前に売ろう」と焦る
といった行動につながります。
特に投資を始めたばかりの頃は、
評価額が少し下がるだけでも強い不安を感じやすいものです。
✔ ワンポイント対処
評価額を見る頻度を減らし、積立を自動化する
含み損を見るのが怖いと感じるのは自然なことです。
含み損との向き合い方については、
▶ 含み損は「損」なのか?もあわせて読むと理解が深まります。
自動化された積立は心理のブレを抑える効果があります。
▶ ドルコスト平均法の考え方 もあわせて読むと理解が深まります。
② 現状維持バイアス
変化を避けようとする心理
人は変化そのものにストレスを感じます。
そのため、
・投資を始めたいのに行動できない
・口座開設で止まる
・現金が一番安全だと感じてしまう
といった状態になりやすくなります。
さらに投資を始めた後でも、
・資産配分を見直せない
・売却判断ができない
といった形で影響が出ることもあります。
✔ ワンポイント対処
少額で始めて「変化に慣れる」ことを優先する
少額で始めることは、心理的ハードルを下げる大きな助けになります。
▶ 積立金額の決め方 も参考になると思います。
③ 群集心理
周囲に流される心理
人は周囲の行動を見ると安心します。
例えば、
・SNSで話題の銘柄を買いたくなる
・暴騰していると「乗り遅れたくない」と感じる
・暴落時に周囲が不安になっていると自分も怖くなる
結果として、
上がっているときに買い、下がったときに売る
という行動になりやすくなります。
✔ ワンポイント対処
SNS・ニュースから少し距離を置く時間を作る
暴落時の不安は多くの投資家が経験します。
▶ 暴落が怖いと感じたときの考え方 も参考になるかもしれません。
④ 確証バイアス
都合の良い情報だけ集める心理
人は、自分の選択が正しかったと信じたいものです。
そのため、
・買った銘柄のポジティブ情報ばかり調べる
・否定的な意見を避ける
・自分と同じ意見の人を探す
といった行動になりやすくなります。
これは安心感を生みますが、
冷静な判断を難しくする原因にもなります。
✔ ワンポイント対処
あえて反対意見も一度だけ読む
⑤ アンカリング
過去の数字に縛られる心理
「あの時はもっとあったのに」と感じてしまうことがあります。
例えば、
・含み益が30万円 → 20万円に減っただけで落ち込む
・最高値から少し下がると損した気分になる
・買値に戻るまで売れなくなる
実際にはまだプラスでも、
過去の最大値が基準になってしまうのです。
✔ ワンポイント対処
買値ではなく「投資の目的」に意識を向ける

まだ増えているのに、減っただけで落ち込むのは不思議だね。
一番多かった金額を「本来の資産」だと錯覚してしまうからだと思います。
含み益がクッションになることで、下落への感じ方が変わることもあります。
▶ 含み益バリアの考え方 についても触れています。
⑥ 過信バイアス
自分の判断を過信する心理
投資がうまくいくと、
・相場を読めている気がする
・売買回数が増える
・リスクを取りすぎる
といった行動になりやすくなります。
短期的な成功ほど、この心理を強める傾向があります。
✔ ワンポイント対処
判断を減らし、ルールや積立に任せる
判断回数を減らすことが、心理的な安定につながります。
▶ 積立投資は退屈だからこそ続けやすい という考え方もあります。
私自身も、判断を繰り返す投資で消耗した経験があります。
▶ 個別株で消耗した経験についてはこちら
⑦ メンタルアカウンティング
お金を分けて考える心理
同じお金でも、感じ方が変わる心理です。
例えば、
・含み益は軽く感じる
・損失は重く感じる
・ボーナスは使ってもいいと感じる
合理的ではなく、感情でお金を扱ってしまう原因になります。
✔ ワンポイント対処
すべてのお金を「同じ価値」として考える
📌この記事で紹介した心理
・損失回避バイアス
・現状維持バイアス
・群集心理
・確証バイアス
・アンカリング
・過信バイアス
・メンタルアカウンティング
心理を理解できれば、冷静に判断できるかもね!
はい。心理を理解することで、感情に飲み込まれる場面は少なくなると感じています。
不安をなくすことは難しくても、不安と距離を取ることはできるのかもしれません。
判断回数を減らす仕組みとして、インデックス投資という考え方があります。
▶ インデックス投資の基本はこちら
投資は才能よりも「仕組み」が重要だと感じています。
▶ 投資に才能は必要? もあわせて読んでみてください。
まとめ|投資は「心との付き合い方」
不安になるのも迷うのも自然なことです。
心理を知っているだけでも、
下落時の安心材料になります。
不安がなくなるわけではありません。
しかし、不安の正体が分かることで、
感情に飲み込まれにくくなると感じています。
投資は、相場との戦いではなく、
自分の心との付き合い方が大切なのかもしれません。
今日のあなたの不安が、少しでも軽くなっていたら嬉しいです。
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