配当金は月いくら受け取れる?税引後の手取りシミュレーター
配当金に興味を持つと、「1,000万円を投資したら月いくら受け取れる?」「NISAなら手取りはいくら増える?」と気になる方も多いと思います。
この記事では、投資額と想定配当利回りを入力すると、年間配当金・月換算額・課税口座の税引後手取り・目標月額に必要な投資額を確認できるシミュレーターを用意しました。
月いくら受け取れる?
税引前・NISA・課税口座を同じ条件で比較します
国内上場株式・国内ETFを想定した概算です。投資額、想定配当利回り、目標とする月額を入力してください。
年間配当30万円を12か月で割った目安です。
現在の投資額1,000万円から、NISAならあと200万円が目安です。
NISAと課税口座で、年間配当のうち手元に残る金額を比較します。
「月2万5,000円」は月平均の目安です実際の配当金は年1回・2回などにまとめて支払われることがあり、毎月同額が入金されるとは限りません。
※NISAは、国内上場株式・国内ETFの配当等を「株式数比例配分方式」で受け取り、国内税が非課税になる前提です。NISAの年間投資枠・非課税保有限度額は反映していません。
※配当利回りと配当額が一定で、株価変動・減配・無配・増配・売買手数料・為替・外国税を考慮しない概算です。入力内容は保存・送信されません。
結論|1,000万円・配当利回り3%なら月換算2万5,000円
1,000万円を配当利回り3%で保有した場合、税引前の年間配当は30万円です。12か月で割ると、月換算では2万5,000円になります。
配当金は「月給」のように毎月決まって入る収入ではありません。
月2万5,000円は、年間30万円を家計と比べやすいよう12で割った数字です。企業ごとの配当回数と支払時期は別に確認してください。
配当金はいくらもらえる?計算方法はシンプル
投資額を基準に考える場合、年間の税引前配当は「投資金額×配当利回り」で概算できます。月換算額は、その年間配当を12で割ります。
個別株では「1株あたり配当金×保有株数」でも計算できます。配当利回りは株価によって変化し、配当額そのものも企業の業績や方針で変わるため、現在の数字を将来の確定額として扱わないことが大切です。
NISAと課税口座では、配当金の手取りが変わる
国税庁によると、一般的な上場株式等の配当には20.315%(所得税等15.315%・住民税5%)が源泉徴収されます。1,000万円・配当利回り3%の例では、年間30万円のうち約6万945円が税金となり、手取りは約23万9,055円です。
国内税が非課税なら、月換算2万5,000円
税率20.315%なら、月換算約1万9,921円
| 比較項目 | NISA | 課税口座 |
|---|---|---|
| 税引前の年間配当 | 30万円 | 30万円 |
| 国内の税金 | 0円 | 約6万945円 |
| 年間の手取り | 30万円 | 約23万9,055円 |
| 月換算の手取り | 2万5,000円 | 約1万9,921円 |
ただし、確定申告で総合課税や申告分離課税を選ぶ場合、所得や譲渡損失などによって最終的な税額が変わることがあります。このシミュレーターは、源泉徴収だけで完結する一般的なケースを比較しています。
NISAの配当金を非課税にする受取方法に注意
NISA口座で国内上場株式を買っただけでは、どの受取方法でも自動的に配当金が非課税になるわけではありません。日本証券業協会によると、非課税にするには、配当金を証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」を選ぶ必要があります。
米国株の配当では、NISAでも米国で原則10%が源泉徴収されるケースがあります。国・銘柄・商品によって扱いが異なるため、このシミュレーターのNISA結果は外国株の手取り計算には使えません。
また、株式投資信託の分配金は受取方法の手続が異なります。保有商品が個別株、ETF、投資信託のどれなのかを確認し、証券会社の設定画面や案内で受取方法を確かめてください。
「月いくら」は平均額|実際の入金時期は銘柄ごとに違う
国内株では年1回または年2回、米国株では年4回など、配当の回数は企業によって異なります。複数銘柄を組み合わせれば入金月を分散できる場合がありますが、毎月配当を作ること自体を目的に銘柄を選ぶ必要はありません。
年間12万円なら、1回で12万円のイメージ
年間12万円なら、各6万円とは限らない
支払月と金額は銘柄ごとに異なる
生活費へ使うなら、年額で管理して毎月へ振り分ける方法もあります。
配当が入った月に使い切らず、年間の受取額を12で割って家計へ移すと、入金月の偏りに振り回されにくくなります。
月1万円・3万円・5万円に必要な投資額
配当利回り3%が続くと仮定すると、月1万円の税引前配当には400万円、月3万円には1,200万円が必要です。課税口座で同じ手取りを目指す場合は、税金を見込んでより多くの投資額が必要になります。
| 目標の月額 | NISA | 課税口座 |
|---|---|---|
| 月1万円 | 約400万円 | 約502万円 |
| 月3万円 | 約1,200万円 | 約1,506万円 |
| 月5万円 | 約2,000万円 | 約2,510万円 |
| 月10万円 | 約4,000万円 | 約5,020万円 |
NISAの成長投資枠で保有できる簿価残高は1,200万円までで、年間投資枠は240万円です。国内個別株だけで月3万円を目指す例は、配当利回り3%なら成長投資枠の上限に相当します。月5万円以上の例は、全額をNISAの国内個別株だけで保有する前提にはできません。
実際には年間投資枠と非課税保有限度額があります。すでに使った枠、対象商品、課税口座との組み合わせを確認してください。
高配当なら有利とは限らない
配当利回りが高いほど、同じ投資額から受け取る配当金は増えます。しかし、株価が大きく下がった結果として利回りが高く見えている場合や、業績悪化で減配・無配になる場合があります。
今の配当額が、来年以降も続く保証はありません。
配当以上に評価額が下がれば、資産全体ではマイナスです。
高配当だけで選ぶと、特定の業種へ集中することがあります。
初心者は、配当利回りだけでなく、利益が安定しているか、配当を無理なく出しているか、財務に余裕があるか、事業の将来性があるかも確認しましょう。一つの高配当銘柄へ資金を集中させないことも大切です。
配当金と投資信託の分配金は同じではない
配当金は、主に企業が利益の一部を株主へ支払うお金です。一方、分配金は投資信託の資産から投資家へ支払われます。分配金が出ると、その分だけ投資信託の基準価額が下がる要因になります。
企業の利益や方針に基づいて株主へ支払われます。減配・無配もあります。
ファンドの資産から支払われます。元本払戻金が含まれる場合もあります。
オルカンやS&P500へ連動する無分配型の投資信託では、組入企業から受け取った配当などをファンド内で再投資する仕組みがあります。口座へ現金が入らなくても、配当が完全に消えているわけではありません。商品の分配方針は、目論見書で確認してください。
配当金を受け取る?再投資する?
配当金の使い方は、投資の目的によって変わります。資産形成中なら再投資して複利を生かす考え方があり、生活費を補いたい時期なら現金で受け取る選択肢があります。
ただし、NISAで受け取った配当や分配金を再投資する場合、その買付けが年間投資枠を使うことがあります。証券会社や商品によって取扱いが異なるため、再投資設定とNISA枠の扱いを確認してください。
初心者は、配当金より先に家計の土台を作る
配当金が欲しいからといって、近く使うお金まで投資へ回す必要はありません。株価は下がることがあり、必要な時期に元本割れしている可能性があります。
急な出費や収入減へ備える現金を先に確保します。
資産を増やすのか、現金収入を得たいのかを整理します。
一つの高配当株へ集中せず、値動きを経験します。
対象商品、利用枠、配当金の受取方式を確認します。
よくある質問
配当金は毎月もらえる?
銘柄によります。国内株は年1回・2回、米国株は年4回など、配当回数と支払月は企業ごとに異なります。シミュレーターの月額は、年間配当を12で割った平均です。
NISAなら配当金の税金は必ず0円?
国内上場株式・ETFでは、原則として株式数比例配分方式を選ぶ必要があります。銀行口座などで受け取る方式では課税される場合があります。また、外国株では現地税が残ることがあります。
配当利回りは何%で計算すればいい?
保有銘柄や候補商品の予想年間配当と現在価格から確認します。将来も同じとは限らないため、現在の利回りだけでなく、2%・3%など低めの条件でも試してください。
月5万円の配当金にはいくら必要?
配当利回り3%なら、税引前・NISAの国内税非課税を前提として約2,000万円です。課税口座で手取り月5万円を目指す場合は約2,510万円です。ただし、個別株を保有するNISA成長投資枠だけでは全額を非課税にできません。
高配当株とインデックス投資、初心者にはどちらがいい?
長期の資産形成が中心なら、広く分散できるインデックス投資から始める方法が分かりやすいです。配当金を受け取る楽しさを重視するなら、一部に取り入れる考え方もあります。目的とリスク許容度で決めましょう。
このシミュレーターは投資信託の分配金にも使える?
目安にはなりますが、普通分配金・元本払戻金、外国税調整、分配後の基準価額などを反映していません。投資信託の分配金を正確に計算する用途には向きません。
まとめ|配当金は「月額」だけでなく手取りとリスクを見る
- 1,000万円・配当利回り3%なら、税引前は年30万円・月換算2万5,000円
- 課税口座では原則20.315%が源泉徴収され、月換算手取りは約1万9,921円
- NISAで国内株の配当を非課税にするには、受取方式の確認が必要
- 月換算額と実際の入金回数・入金月は別に考える
- 配当利回りだけでなく、減配・株価下落・分散も含めて判断する
配当金は、投資を続ける楽しさや将来の現金収入につながる魅力があります。一方で、金額は保証されず、株価も変動します。まず家計の土台を整え、配当金だけでなく資産全体のトータルリターンを見ながら、無理のない範囲で考えましょう。
条件を変えてもう一度計算する ↑- 国税庁「株式・配当・利子と税」
- 金融庁「NISAを知る」
- 金融庁「NISAを利用する皆さまへ」
- 日本証券業協会「NISA口座における上場株式の配当金等受取方式に関する注意事項」
- 日本証券業協会「NISAのよくある質問」
- マネックス証券「米国株の税金」
※2026年8月11日時点の情報をもとに作成しています。税制、NISA制度、商品・証券会社の取扱いは変更される場合があります。個別の税務判断は税務署や税理士へご確認ください。
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