新NISAの非課税保有限度額は1,800万円です。では、今のペースで積み立てると、この枠を使い切るのは何年後になるのでしょうか。

毎月10万円なら15年、毎月30万円なら最短5年です。ただし、すでに使っている枠や途中の増額、ボーナス投資によって到達時期は変わります。

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新NISAを何年で使い切る?

現在の利用額と今後の積立額から、1,800万円までの期間を取得額ベースで試算します。

もう少し細かく試算する

使いたい項目だけチェックしてください。

1,800万円までの残り枠 現在までの利用額を差し引いた金額
満額までの期間 次の月から積み立てる想定
到達予定 年間投資枠360万円を反映
現在の利用率0%
通常の積立で追加
ボーナス月に追加
当初1年間の投資予定額
非課税保有限度額の使用推移運用評価額のグラフではありません
取得額ベースの利用額非課税保有限度額1,800万円
毎月の投資額だけを変えた場合

現在の利用額からの概算です。今年の残り枠・途中変更・ボーナス投資は含めません。

毎月5万円
毎月10万円
毎月20万円
毎月30万円

※現行NISAの非課税保有限度額1,800万円、年間投資枠360万円を前提にした概算です。月10万円を超える投資やボーナス投資では、つみたて投資枠と成長投資枠を適切に併用する想定です。成長投資枠だけの上限1,200万円や商品ごとの対象可否、注文日・受渡日による差は個別判定していません。入力内容は保存・送信されません。

このシミュレーターで分かること

入力するのは、基本的に「現在までのNISA利用額」「今年すでに使った年間投資枠」「今後の毎月の投資額」の3つです。

  • 1,800万円まで、あといくら残っているか
  • 今の積立ペースなら何年何か月かかるか
  • 何年何月ごろに満額へ到達するか
  • 途中の増額・減額やボーナス投資で、期間がどう変わるか

利回りを入力する欄がないのは、NISAの1,800万円枠が時価ではなく取得額(買い付けた金額)で管理されるためです。値上がりして評価額が2,000万円になっても、それだけで投資枠を追加消費するわけではありません。

現在までのNISA利用額はどこを見る?

証券会社のNISA画面にある「非課税保有限度額」「NISA利用額」「取得金額」などを確認します。名称は証券会社によって異なります。

  1. 1証券会社へログインするNISA口座、保有商品、資産状況などの画面を開きます。
  2. 2非課税保有限度額の表示を探す「利用済み」「残り」などの表示から、取得額ベースの利用額を確認します。
  3. 3評価額と取り違えずに入力する含み益・含み損を含む現在評価額ではなく、買い付けに使った金額を入力します。

新NISAの1,800万円枠は最短何年で使い切る?

現行NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円で、併用すると年間最大360万円まで投資できます。そのため、1,800万円をゼロから使い切る最短期間は5年です。

毎月の投資額年間投資額1,800万円まで使う枠のイメージ
5万円60万円30年つみたて投資枠内
10万円120万円15年つみたて投資枠を満額
20万円240万円7年6か月2つの枠を併用
30万円360万円5年2つの枠を満額

※現在の利用額0円、毎月同額を投資し、途中売却をしない単純計算です。運用益は投資枠の消費額に含まれません。

最短5年は制度上の最短であり、目指すべき正解ではありません。毎月30万円を投資するために生活費や預金を無理に削ると、急な出費や暴落時に積立を続けにくくなります。

実例|すでに930万円使っている場合

たとえば、現在までの新NISA利用額が930万円なら、1,800万円までの残り枠は870万円です。今後、毎月30万円を投資できれば、単純計算では29か月、つまり約2年5か月で満額へ到達します。

ただし、今年の年間投資枠をすでに使っている場合は、年内に追加できる金額が少なくなります。シミュレーターの「今年すでに使った年間投資枠」も入力すると、その待ち時間を反映できます。

1,800万円と年間360万円の関係

新NISAには「1年間に投資できる金額」と「生涯に非課税で保有できる取得額」の2つの上限があります。

区分年間投資枠非課税保有限度額ポイント
つみたて投資枠120万円合計1,800万円長期・積立・分散向けの商品
成長投資枠240万円1,800万円のうち最大1,200万円
2つの枠を併用最大360万円合計1,800万円最短5年で到達可能

このシミュレーターは2つの枠を合わせた1,800万円への到達時期を計算します。毎月10万円を超える設定やボーナス投資をする場合は、成長投資枠も利用する想定です。

制度の最新情報は、金融庁「NISAを知る」でも確認できます。

売却したら、使った枠はどうなる?

新NISAの商品を売却すると、売却した商品の取得額分の非課税保有限度額が翌年以降に再利用できます。値上がり後の売却額ではなく、買い付けたときの金額が基準です。

ただし、復活した枠がその年の年間投資枠360万円へ上乗せされるわけではありません。また、このシミュレーターは途中売却による枠の復活を自動計算していません。売却後は、証券会社に表示された新しい利用額を入力し直してください。

満額までの期間と、将来の評価額は別の話

「1,800万円を何年で使い切るか」と「積み立てた資産が将来いくらになるか」は、似ているようで別の計算です。

この記事満額までの期間

1,800万円の残り枠と、使い切る時期を確認したい人向け。利回りは使いません。

次に確認将来の評価額

毎月の積立額・期間・想定利回りから、将来いくらになるかを確認します。

目標から逆算毎月の必要額

2,000万円などの目標額から、毎月いくら必要かを逆算します。

早く使い切るより、続けられる計画を

1,800万円という大きな数字を見ると、「できるだけ早く埋めたほうが得」と感じるかもしれません。しかし、長期投資で大切なのは入金速度だけではありません。

  • 生活防衛資金を現金で残せているか
  • 相場が下がっても積立を続けられるか
  • 住宅・教育・車など近い将来の支出を見落としていないか
  • 値動きに耐えられる商品と金額になっているか

毎月5万円で30年かかっても、家計を壊さず続けられるなら立派な計画です。収入が増えたら途中で増額し、支出が増えたら一時的に減額する使い方でも問題ありません。

シミュレーション後にやること

  1. 1生活防衛資金を分ける近いうちに使うお金と、長期で運用するお金を分けます。
  2. 2無理なく続く毎月額を決める最短年数ではなく、家計に余白が残る金額を選びます。
  3. 3投資商品を選ぶ信託報酬、分散範囲、値動きを確認し、長く保有できる商品を考えます。
  4. 4証券口座で積立設定をする自動積立を使い、相場の上下に振り回されにくい仕組みを作ります。

LCMでは、実際に利用しているマネックス証券を例に、口座開設から新NISAの積立設定までを画面に沿って解説しています。

よくある質問

Q.運用益も1,800万円に含まれますか?

含まれません。非課税保有限度額は買い付けたときの取得額で管理されます。評価額が増えても、その増加分が投資枠を消費することはありません。

Q.現在の評価額を入力すればよいですか?

いいえ。評価額ではなく、新NISAで買い付けた取得額・利用額を入力します。証券会社のNISA画面で確認してください。

Q.毎月30万円なら必ず5年で満額になりますか?

ゼロから始め、年間360万円を毎年使い、対象商品を2つの投資枠へ適切に振り分けた場合の制度上の最短です。注文日や設定状況によって到達月がずれることがあります。

Q.1,800万円を使い切らないと損ですか?

使い切る義務はありません。投資できる期間にも期限はないため、生活とリスク許容度に合うペースを優先できます。

Q.成長投資枠だけで1,800万円まで投資できますか?

できません。成長投資枠には1,800万円の内数として1,200万円の上限があります。1,800万円すべてを使うには、つみたて投資枠も利用する必要があります。

まとめ

  • 新NISAの非課税保有限度額は、取得額ベースで合計1,800万円
  • 年間投資枠は2つの枠を合わせて最大360万円
  • ゼロから使い切る最短は5年、毎月10万円なら15年
  • 売却した商品の取得額分は翌年以降に再利用できる
  • 早く満額にするより、生活を守りながら続けることが大切

まずは現在の利用額と毎月の投資額を入力し、今のペースを数字で確認してみてください。結果が長すぎる、または短すぎると感じたら、途中変更のチェックを使って家計に合う計画へ調整できます。

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